自転車の選び方(サイズ)
お子さまの体格に合ったサイズの自転車をお選びいただくために必要な情報は多岐に渡ります.ここでは,レンラッドの各部寸法(サドル高,サドル高の調整幅,ハンドル高の調整幅)に加えて,お子さまの股下寸法の測り方を含めて,子ども自転車(サイズ)の選び方を紹介します.
レンラッドの各部寸法
レンラッドのラインナップは,12インチ(レンラッド12"),14インチ(レンラッド14"),16インチ(レンラッド16"),18インチ(レンラッド18",レンラッド18"New)の4サイズです. 各車の最低サドル高,ハンドル高と調整幅を下表に示します.お子さまの股下寸法(後述)が,必ずサドル高より長いことが必要です.
A:サドル高(最低),B:サドル高(調整幅),C:ハンドル高(調整幅)
股下寸法の測り方
股下寸法を計るには,壁を背にしてお子さまを直立させます.このとき,少しだけ足を広げるようにします.そして床からの長さをメジャーなどで測定します.この数値が股下寸法になり,とても大切な車両選びの目安になります.
適したサイズの選び方
股下寸法がわかったら,上の表のサドル高と比較して,適切なサイズを選びましょう.股下寸法の数値に最も近く,それでいて股下寸法より大きくないサドル高を持つ車両が適したサイズとなります.
例えば,股下寸法が36cmだったとします.サドル高39cmのレンラッド14"が最も近い値ですが,これでは足が届きませんので適したサイズではありません.次に近いレンラッド12"はサドル高35cm.これが適したサイズになります.
サドル高とハンドル高,ブレーキレバー,ハンドル角度の調整
適切なサイズの自転車を選んだら,次に,お子さまの体格に合わせて,各部を調節する必要があります.ここに示す作業は,正規販売店店頭でご購入いただければ,当然実施してもらえるものです.極力,店舗店頭にてご購入ください.
サドル高:ランバイク・モード時には,両足裏が地面にピッタリ接地する高さにします.少し膝が曲がる位が理想的です.両足裏が地面にピッタリ接地しない自転車はサイズが大き過ぎで危険です.
ハンドル高:ランバイク・モード時には,ハンドル高は最も低い位置にしておきます.ハンドル高は,サドル高ほど頻繁に調整する必要はありません.
ハンドル角度:ハンドルをステムに固定するボルトを緩めることで調整できます.自転車に跨りハンドルを握ったとき,両腕が軽く曲がるくらいが丁度良い角度です.お子さまの腕が短めの場合はハンドルグリップが手前に来るように,反対にお子さまの腕が長めの場合はハンドルグリップが奥に行くように,角度を調整します.
成長に合わせたサイズの調整
適切なサイズの自転車を選んでも,お子さまは日々成長するものです.2〜3カ月に一度,各部を調整してあげましょう.
サドル高:乗り始めに両足裏が地面にピッタリ接地する高さに調整しました.この高さを保つようにします.また,キッズバイク・モード(自転車の状態)でも,特に最初のうちは,両足裏が地面に接地しないと,転倒しやすくなります.身体の成長を見計らって,挑戦させてあげましょう.
ハンドル高:ランバイク・モード時には,ハンドル高は最も低い位置にしておきました.これを,キッズバイク・モードに変更する頃に,最も高い位置に変更してあげると良いでしょう.
ハンドル角度:乗り始めに適切な角度に調整してあっても,キッズバイク・モードに変更する頃には,多少の確度調整が必要になる場合が多いです.上記のように,自転車に跨りハンドルを握ったとき,両腕が軽く曲がるくらいが丁度良い角度です.ハンドルグリップが奥に行くように,角度を調整します.
このような簡単な調整を小まめに繰り返すことで,お子さまにとって乗りやすい状態を,より長く保つことが可能になります.日常メンテナンスの確認と共に,正規販売店に作業を依頼すると良いでしょう.