よくある質問
- *ランニングバイクとは、なんですか?
- *なぜランニングバイクでバランス感覚を習得するとよいのですか?
- *小さな子供用の自転車には,補助輪を付けた方が良いのでは?
- *補助輪付き自転車は危険というのは本当ですか?
- *レンラッドにブレーキは装備されていますか?
- *コースターブレーキとは,どんな物なのですか?
- *レンラッドはサドル高やハンドル高を調節できますか?
- *レンラッドには何歳から乗れるのですか?
- *バランス感覚を学ぶのに,どの位の時間が掛かるのですか?
- *ネット通販で購入した場合,組立は必要ですか?
- *ネット通販で購入した場合,車両の他に何が入っているのですか?
- *購入後に必要なメンテナンスはありますか?
回答
- *ランニングバイクとは,なんですか?/質問に戻る
- ランニングバイクは,バランスバイク,トレーニングバイク,ペダルなし自転車など,いろいろな呼び方をされる,比較的新しい子供用の乗用玩具です.自転車からペダル,クランク,チェーンといった駆動部品を取り外したものと考えられます.構造が非常に単純になるので,一般的な幼児車と比較して遥かに軽量です.
- 乗車するために求められる操作も簡単ですので,2歳頃の小さな子供でも乗り始めることができます.三輪車や補助輪つき自転車と違って,子供が自分で操れることから,子供が楽しく遊べる新しいタイプの乗用玩具として,日本でも近年人気を集めています.
- ランニングバイクは,フレームの素材により,スチール製,アルミ製,木製,合成樹脂(プラスチック)製にわけることができます.レンラッドは,軽量が自慢のアルミ製です.
- ランニングバイクの対象年齢は車両により異なります.タイヤサイズが10インチのものは,概ね2歳〜4歳程度,12インチのものは3歳〜5歳程度です.レンラッドは,14インチのレンラッド14"が3歳半頃〜6歳頃まで,18インチのレンラッド18"が4歳半頃〜8歳頃までです.
- レンラッドは,ランニングバイクの車体に後から専用ペダルシステムを搭載することで,子供用自転車として乗車していただくことが出来る,新しいタイプのランニングバイクです.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *なぜランニングバイクでバランス感覚を習得するとよいのですか?/質問に戻る
- バランス感覚の習得は,将来,自転車に乗るときに必須となるものです.だから,低年齢児のうちにランニングバイクで自転車をはじめておけば,バランス感覚を楽しみながら自然と習得できます.
- 自転車練習としてバランス感覚を学ぼうとすると,それは辛い練習=訓練になり勝ちです.ランニングバイクなら,遊びながらにバランス感覚を習得できてしまいます.そして,その遊び(ランニングバイクに乗ること自体)が,とても楽しいものです.
- バランス感覚を養うのに,ランニングバイクより優れたものはないと言えます.
- レンラッドの場合は,ランニングバイク・モードでバランス感覚を習得したら,その車体に専用ペダルシステムを搭載することで,子供自転車にステップアップが可能.乗り慣れたマイバイクが補助なし自転車に変身するので,お子様は安心して挑戦することができます.だからレンラッドは「ステップアップ・バイク」とも呼ばれます.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *小さな子供用の自転車には,補助輪を付けた方が良いのでは?/質問に戻る
- 補助輪付き自転車に慣れてしまうと,いざ補助輪を外そうとしたとき,子供は大変怖い思いをしたり,長い時間の練習が必要になります.補助輪付き自転車では,自転車に乗るために必要な大切なスキルを学べないからです.そのスキルが『バランス感覚』です.補助輪付き自転車を与えてしまうと,子供はバランス感覚を養う大切な機会を失ってしまいます.補助輪の無い自転車は,車体を微妙に傾けることで,スムーズに方向を変えることができます(ハンドルを回して方向を変えているのではありません!!).ところが補助輪が付いていると,車体を傾けることができないのです.これでは子供は何時まで経っても自転車に乗れるようになりません.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *補助輪付き自転車は危険というのは本当ですか?/質問に戻る
- 補助輪付き自転車は安全,という誤った認識が広がっています.補助輪付き自転車は,大人の歩行速度を越えるくらいの速さになると,むしろ危険でさえあります.補助輪付き自転車では,子供は走行中も停車時にもバランスをとる必要がないためシートを高く設定される傾向にあり,それにともない重心位置が高くなります.この状態でコーナーを曲がろうとすると,補助輪が荷重を支えきれず,激しく転倒してしまうことがあります.子供は転倒しないものと思っていますから,受身の姿勢をとることもできません。運よく怪我をしなかった場合でも,この予期せぬ転倒がトラウマとなってしまうことがあります(補助輪なし自転車の場合には,自分が頑張らないと転倒することを知っているため,トラウマになってしまうことはめったにありません).またコーナーでブレーキを掛けるとき,もしも補助輪に荷重が移ってしまっていると,後ブレーキの制動力が失われてしまいます.それにより,大変危険な状態に陥ることがあります.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *レンラッドにブレーキは装備されていますか?/質問に戻る
- 『レンラッド』シリーズ全サイズには,標準で前ブレーキ(ハンドブレーキ)が装備されており,これはランバイク・モード時にも使うことができます.アメリカの公的機関(Consumer Product Safety Commission ; CPSP)によると,多くの低年齢児はハンドブレーキを適切に操作する握力がなかったり,また車速を調節するような細かな操作はできないそうです.そのため,ランバイク・モード時には,自分の両足で速度を落とすように,お子様に教えてあげましょう.バランス感覚とハンドル操作(荷重移動)を覚えたら,ハンドブレーキを使うことを教えてあげれば充分です.ペダルシステムを装着する頃にはお子様も成長しているので,この前ブレーキ(ハンドブレーキ)を操作できるはずです.ペダルシステムを装着する前に,前ブレーキの操作を練習しておくと良いでしょう.ペダルシステムを装備したキッズサイクル・モードでは,後ブレーキとしてコースターブレーキを使用することができます.前後ホイール(車輪)のブレーキを使えるので,キッズサイクル・モードではより確実に車両を減速し,停車することが可能となります.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *コースターブレーキとは,どんな物なのですか?/質問に戻る
- 後ハブ(ホイール)に内装された特別なブレーキのことで,ペダルを逆回転させることで制動力を得ます.握力の弱い低年齢児でも比較的容易にブレーキを掛けることができますので,欧米で販売されているキッズサイクルでは広く採用されています.ブレーキシステムがハブに内装されているため,雨後にも安定した利きが得られること,ケーブルがないので基本的にはメンテナンスが不要(長期間使用後をのぞく)な点もコースターブレーキの長所です.なお,コースターブレーキは,JIS規格にも項目のある,正式なブレーキ形式です.道路交通法にも適合した安全なブレーキです.安心してお使いください.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *サドル高やハンドル高を調節できますか?/質問に戻る
- 『レンラッド』シリーズは,一般的なキッズサイクルと同じように,ハンドルバーとシートの高さを調節可能です.それに加えて『レンラッド 12"』と『レンラッド 14"』では,フレームにも高さ調節機能を備えています.フレームに,ランバイク・モード用のスロット(穴)があります.乗り始めは,このランバイク・モード用のスロットに後輪をセットするとよいでしょう.子供の身長が伸びてきたら,もう一つのスロット(高)にセットします.なお,キッズバイク・モード時には,フレームのスロットは高に設定します.『レンラッド 18"』にはフレームの調節機能はありませんが,ハンドルバーの調節は可能であり,フレーム形状の工夫により,サドル高の調節範囲が広くとられています.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *何歳から乗れるのですか?/質問に戻る
- 『レンラッド12"』の場合,目安となる年齢は2歳半,身長85cm.『レンラッド 14"』の場合は3歳半,身長95cmです.正確に判断するには,股下を計ると良いでしょう.股下を計るには,壁を背にしてお子様を直立させます.このとき,少しだけ足を広げるようにします.そしてメジャーなどで測定します.股下が40cmに達していれば『レンラッド 14"』に乗る準備ができています.ランバイク・モードでお楽しみいただけます.仮に3歳になっていても股下が40cmに足りないときは,まだ乗せるべきではありません。40cmの股下は,両足が地面に付くのに最低限必要だからです.『レンラッド 18"』の場合,目安となる年齢は4歳半,身長105cm,股下寸法が45cmです.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *バランス感覚を学ぶのに,どの位の時間が掛かるのですか?/質問に戻る
- 学ぶスピードはお子様によって異なります.一時間でバランス感覚を習得してしまう子もいれば,1ヵ月,2ヵ月かけて,ゆっくりと学ぶ子もいます.大切なのは,早く学ぶことではありません.『レンラッド』を楽しみながら,その子に合ったペースで,安全に学ぶことが,何よりも優先されるべきです.それには,パパ&ママの役割が重要です.決してお子様を急かしたり,叱ってはいけません.上手に出来ている部分を見つけて,とにかく誉めてあげましょう.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *ネット通販で購入した場合,組立は必要ですか?/質問に戻る
- はい.必要です.でも,作業はとても簡単です.必要なのは,前ホイールの組み込みと,ハンドルバーのみ!! ほかは完全に組み立てられた状態(ランニングバイク・モード)でお客様のお手元に届きます.作業に必要な工具と,日本語の詳しい説明書も同封されています.ランバイク・モードからキッズサイクル・モードへの変更も,作業は簡単です.『レンラッド』は自転車先進地域のヨーロッパで5年以上の販売実績があり,その優れた製品コンセプト,美しい外観,高加工精度,それに加えてユーザーフレンドリーなデザインが,高く評価されています.一般の方でも,同封の工具を利用して,20分程度で専用ペダルシステムを装着できるはずです.作業に自信のない方は,お近くの自転車店等に作業を依頼してください(工賃が掛かることがあります.その場合はお客様にてご負担をお願いいたします).
- ————————————————————————————————————————————————————
- *ネット通販で購入した場合,車両の他に何が入っているのですか?/質問に戻る
- 車体本体(1台、ほぼ組み立て済),ハンドルバーのプロテクター(1個),万能工具(1個),6角レンチ(3個),ペダルシステム(1セット、必要なネジ装着済),チェーン(1個),チェーンガード(1個),ペダル(2個),オーナーズマニュアル(1部)です.
- ————————————————————————————————————————————————————
- *購入後に必要なメンテナンスはありますか?/質問に戻る
- 『レンラッド』にだけ必要となるような,特別なメンテナンスはありません.ただし,一般的な自転車と同じように,必ず乗車前点検を行いましょう.乗車前点検では,各部ボルト&ナットの緩みがないか,前後ブレーキが正しく作動するか,サドル・ハンドルバー・ホイールが正しく保持されているか,またタイヤの空気圧が適切か,必ず確認しましょう.乗車前点検に加えて,定期的にチェーンに注油をしましょう.チェーンが赤茶になっている(錆びている)ようではいけません.ときどき近所の自転車店などで車体全体を見てもらうと安心です.また,これはメンテナンスではありませんが,自転車は雨ざらしにしないようにしましょう.屋外に駐輪するときは,サイクルカバー(車体カバー)をかけておきましょう.また,湿った布でときどき車体全体を綺麗に拭いてあげましょう.
- ————————————————————————————————————————————————————