焦らず,ゆっくりと始めましょう!
まずは自転車の調節から
このページでは,ランニングバイクに乗れる子どもがキッズバイク=補助輪なし自転車に挑戦するための,乗り方・教え方を紹介しています.ランニングバイクの乗り方・教え方についてはコチラをご覧ください.
ランニングバイクの基本動作をマスターしたら,次はいよいよキッズバイク=補助輪なし自転車に挑戦です.が,その前に……『レンラッド12"』『レンラッド14"』『レンラッド16"』『レンラッド18"New』では,車両の仕組み上,ペダルシステムを搭載すると必然的にサドル高が5cmほど高くなります.それに慣れるため,自転車に挑戦する前に,ランニングバイク・モード時にあらかじめサドルを高めに変更して,ならしておきましょう. 続いて,前ブレーキのレバーを調節します.レバー根元のスクリューを利用して,子供の手に合わせてリーチを調整しましょう.そして最後に,キッズバイク・モードで使用する後ブレーキ=コースターブレーキの使い方についても,事前に子どもに伝えておいてあげましょう.
いよいよ挑戦
さて,今度こそ,いよいよ挑戦です! まずはペダルを漕ぐと前進することを教えてあげましょう.レンラッドなら,ランニングバイク・モードでバランス感覚をマスターした,その乗り慣れたマイバイクで自転車に挑戦できるので,車両自体の移行はスムーズなはずです.が,決して無理せず,子どものペースで漕ぐ練習を始めましょう.三輪車を漕いだ経験があると,ペダリングのコツを覚えているようです. 自転車に移行するとき最も難しいのは「乗り出しの瞬間」です.乗り出す前,ランニングバイクのように足で前進して勢いをつけておくと漕ぎ出しが軽くなるため,上手くいきやすいです.必ず教えてあげましょう. また,乗り出すとき,後ろからゆっくり押してあげながら,子どもが勇気を出してペダリングできるよう「頑張れ! 上手だよ! 漕いで!!」など,声掛けをしてあげると,上手く乗れるようになる場合が多いです..
教え方のヒント
レンラッドのランバイク・モードを充分に乗りこなせていた子どもなら,多くの場合,上記の教え方で上手く漕げるようになります. 上手く乗れるようにならないときは,その理由を保護者の方が見付けてあげる必要があります.上手く乗れない理由の多くが,スピードが上がることを怖がる場合と,ペダリングが上手くできない場合です. 前者の場合,子ども本人が怖がっている間は決して自転車に乗れるようにはなりません.本人がその気になるまで,ランバイク・モードに戻してあげると良いでしょう. 後者の場合は,ほんの僅かな下り坂で練習すると,緩い坂道をくだる力がペダリングを助けてくれるので,上手く行くことが多いです.試してみると良いでしょう.ただし,まだブレーキを上手に掛けられませんので,必ず周囲の安全を確保して,坂道の下側に保護者が立ったうえで行ってください. ペダリングが上手くできない子どもであり慎重な性格な場合,転倒を恐れてしまい,上手く乗れないこともあります.そんなときは,一方のペダルを外してあげると良いでしょう.ペダルを外してあげることで,ランバイク・モードと同じように片方の足はいつでも地面につけるので,転倒の恐怖心が弱まります.そしてペダルの付いている側の足でペダルを漕げば少し前進します.この状態で暫く乗って,慣れてきたら反対側のペダルを装着しましょう.
終わりに
上達の早さは子供により違いますが,気長に練習すれば,子どもはきっとキッズバイク=補助輪なしの自転車に乗れるようになります.決して焦らず,焦らせず,子どものペースに合わせて,遊びの延長と捉えて挑戦することをおすすめします. 自転車に乗れるようになった時の誇らし気な子どもの姿を,写真やビデオにおさめておいてください.それは小さな子どもが少年・少女に成長する階段を登り始めた,貴重な瞬間の記録です.思い出すたび家族で笑顔になれる,良い思い出となるに違いありません.