焦らず,ゆっくりと始めましょう!
その前に……必ずヘルメットを被りましょう
『レンラッド』シリーズは安全性に配慮したキッズバイクです.また,保護者の方・運転者がどんなに注意しても,ランニングバイクに乗車していると,必ずと言っていいほど,転倒してしまうものです.ランニングバイクや自転車に乗るときは,必ずヘルメットを被りましょう!
ランニングバイクの乗り方・教え方 はじめに
最初はランニングバイクで乗り始めます.このランニングバイク・モードですが,保護者から見ればペダルのない玩具に見えるかも知れませんが,子どもにとっては自分で操る初めての乗り物です.まだ短い人生のなかでは最大級のチャレンジと言えるかも知れません.保護者の方は決して焦らず,焦らせず,長い目で応援してあげましょう. 子どもの成長度合いやヤル気,性格によって,ランニングバイクに適応する早さは異なります.他の子と比較したりせず,子どもに合わせて,のんびり見守ってあげることが大切です. さて,子どもが自転車に跨がったら,最初はきっとサドルに座ることができず,棒立ちの状態になります.このとき,無理に座らせないべきです.むしろ「上手ね〜カッコいい!」と誉めてあげましょう.きっと勇気を出して,最初の一歩を踏み出してくれるはずです. そして前にいるママが「おいで〜」と声を掛けてみましょう.きっと,ゆっくりと前進してくれます.このとき,大抵の場合バランスを崩して転倒してしまうものです.パパはそれに備えておきましょう.でも,後ろからずっと支え続けてはいけません.子どもがいつまでたっても自分でバランスをとることを覚えないからです.
サドルに座って,速度を上げて行こう!
こうして誉めてあげながら,まずはお尻をサドルにのせて前進すること,自分でバランスをとらないと転倒することを,子どもは自分の体で覚えて行きます.一番最初に限っては,保護者二人でサポートしてあげられれば最高.例えば,前にママ,後ろにパパ,という具合です.子どもはイザというときに後ろから助けてほしいのと同時に,誰かに向かって行く目標が必要です.
ある程度前進が安定してきたところで,サドルに座ることを教えてあげましょう.サドルにお尻を乗せて歩くことができるようになったら,次は曲がることを教えてみましょう.出来れば広い公園のような場所で,Uターンではなく,大きな弧を描くような緩やかなカーブが理想的です.最初はハンドルを切ることで曲がろうとするはずです.なかなか上手く行かないかも知れませんが,誉めてあげましょう.暫く乗っていれば,いつの間にか体重移動を上手にして,クルクル回れるようになります. さて,直進とカーブを覚えたら,徐々にスピードを上げて行きます.この時,ママかパパが「用〜意ドン!!」と声を掛けて競争してみましょう,何度か繰り返すと,段々と速度が上がってくるはずです.速度が上がってくると楽しさが違います.この頃になると,自由に走り回るようになります.ここまで出来れば,もう一息です. 最後に,カエル君に挑戦です.カエル君とは,両足で地面を強く蹴って,その両足を地面から離して惰性で進むことです.こうしてバランスをとることを意識させることができます.
ブレーキについて
ある程度乗れるようになったところで,ブレーキを教えてください.足で止まるのです.レンラッドにはランニングバイク・モードでも使える前ブレーキが標準装備されていますが,特に12インチや14インチに乗る低年齢児はハンドブレーキで止まることが出来ません.必ず足で止まるようにしましょう. 本ウェブサイトには再三記載してありますが,アメリカの公的機関(Consumer Product Safety Commission ; CPSP)によると,一般的に低年齢児はハンドブレーキを適切に操作する握力がなかったり,また車速を調節するような細かな操作は困難であるそうです.低年齢児がお箸を使えないことからも,想像できると思います.そのためレンラッドにはランバイク・モード時にも使える前ブレーキを装備しておりますが,お子さまには自分の両足で速度を落とすように,教えてあげましょう.
たくさん乗ってランニングバイクに慣れよう!
これでランニングバイクの基本動作はマスターできました! 後は自由にランニングバイクを心行くまでお楽しみください.乗れば乗るほど上手になりますよ! ここでは丁寧に(過保護と思われるくらいです)乗り方・教え方について記載しましたが,子どもの成長度合いや性格によっては,実際ここまでする必要がない場合もあります.一方で,慎重な性格の子どもの場合,このくらい丁寧に,ゆっくりゆっくり教えてあげて丁度良い場合もあります.繰り返しになりますが,子どもの上達度合いを見ながら,焦らず,ゆっくり,楽しみながら教えてあげましょう.
補助輪なし自転車の乗り方については,こちらのページをご参照ください.